食べる量を減らしてもやせない原因はいくつもありますが、
その一つが「冷え」です。
身体が冷えていると、食べる量を減らしても痩せにくい体質になってしまうのです。
本来、食事で摂取された脂肪分は、生きていくためのエネルギーとして消化・吸収・代謝が行われます。
しかし何らかの原因で血の流れが滞って体温が下がると、体内を機能的に動かすための酵素の動きも阻害されるので、消化・吸収・代謝のプロセスがスムーズに行われなくなります。
すると余分な脂肪分が内臓の周辺や血管の内側に付着します。
血液の通り道がさらに細くなり、血流はさらに悪化してしまいます。
そして、内臓の働きが低下し、体温がまた下がるという負のスパイラルに。
その結果、痩せたくても痩せない「冷えた身体」になってしまうのです。
人間の脂肪は身体が冷えることでどんどん硬くなり、落ちにくい状態になります。
からだの一部が冷えていると身体が警告を出すと、冷えている部分を守ろうと脂肪はさらに蓄積されてしまいます。
血流を循環させる努力をしない限り、脂肪の層はどんどん厚くなり、身体全体を冷やしてしまうのです。
「最近太ったかな」という人は、お腹やお尻、ぜい肉の気になる部分をさわって見てください。
思いのほか「冷たい」と感じたら注意が必要です。
「デブ冷え」になっているかもしれません。